[日语原文]社会:牛レバー内にO157、生食禁止の可能性
牛のレバーの内部に毒性が強く、死亡する危険もある病原性大腸菌O157がいることが、厚生労働省の調査で初めて確認されました。これにより、牛の生レバーの提供が法律で禁止される可能性が出てきました。
ゴマ油をつけ、口に運ぶと甘みとうまみが広がります。焼肉店で人気の牛のレバ刺しです。しかし、今後、これが食べられなくなるかもしれません。
厚生労働省が、8月と9月に食肉処理されたおよそ150頭の牛のレバーを調べたところ、2頭のレバーの内部から、毒性が強く、死亡する危険もある病原性大腸菌O157が初めて検出されました。これにより、飲食店での牛の生レバーの提供が全面的に禁止される可能性が出てきたのです。
「それはちょっと痛いです」
「残念です。何とかなりませんかね」(街の人)
厚生労働省は、今年4月に発覚した焼肉チェーン店の集団食中毒事件を受け、ユッケなど生肉の取り扱い基準の見直しをすでに行っています。しかし、内臓である生レバーについては、そもそも取り扱いの基準がなく、現在、対応を協議しているところです。
生レバー提供が全面禁止となれば、焼肉店にとって大打撃です。
「血管の部分とかがあるので、これはカットしますね。これは絶対に取り除かないといけない部分なんですね」(ぱっぷHOUSE渋谷本店 田中桃張 社長)
15日、東京・渋谷の「ぱっぷHOUSE」では、菌が付着したおそれのあるレバーの表面を削り取る作業=トリミングをしていました。提供できるのは、レバーの真ん中の部分です。このように、この店では、徹底した衛生管理のもと生レバーを提供しているといいます。
厚労省は、牛の生レバー提供の自粛を飲食店などに求めていますが、罰則はないため、多くの店が今もレバ刺しを提供しています。それが禁止されるかもしれないのです。
「レバ刺しというのは人気商品なので、焼き肉店にとっては大きな痛手でしょうね」(ぱっぷHOUSE渋谷本店 田中桃張 社長)
「レバーの中心部からO157が見つかった。大きなニュースだと思う。75度で1分間加熱すれば0157は死滅する。生レバーをどうしても食べたい方は、食中毒を覚悟のうえで食べるということに・・・」(食の安全に詳しい 東京大学 唐木英明 名誉教授)
厚労省は調査結果を今月20日に開かれる審議会の部会に報告します。(15日17:45)
原文来源: [日语原文]社会:牛レバー内にO157、生食禁止の可能性
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