[日语学习网]国际:COP17、各国から日本に厳しい視線
地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP17。日本は温室効果ガスの削減義務を先進国だけに課した京都議定書の延長に断固反対していますが、各国の視線は厳しくなっています。
地球温暖化対策についての唯一の国際ルール、京都議定書は来年いっぱいで期限切れとなりますが、これに代わる法的枠組みについて日本から参加している細野大臣は、いくつかの国が言及している2020年を待たずにできるだけ早く発足させるべき、との立場を表明しました。
ただ、日本政府は中国やアメリカなど大量に温室効果ガスを排出する国が削減義務を負っていない現状では、再来年以降、京都議定書の第2約束期間には参加しないとの立場は変えていません。
これに対して6日は、アフリカ諸国の首脳・閣僚クラスが演説で次々に京都議定書の延長を求めたのに加え、細野大臣と会談した日本や海外のNGOも「日本は立場を再考してほしい」と訴えました。
「かつては干ばつは10年に1度でした。今は1~2年に1度、干ばつが起きます。第2約束期間がなくなって京都議定書に基づく全ての議論が崩壊すれば、アメリカなどの国々を引き込むこともできなくなってしまいます」(エチオピアのNGO「環境フォーラム」のメンバー)
「アフリカというのは、気候変動の影響を最も強く受けている地域でもあるので、その地において話される会議において日本が積極的になれない、積極的に見てもらえないというのは、すごく悲しいことだと思っています」(WWFジャパンメンバー)
細野大臣は7日に演説に立ちますが、アフリカ諸国の前で少々居心地の悪い演説になりそうです。(07日06:34)
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