『日语阅读』社会:患者も参加、大きく変わる日本癌治療学会
日本癌治療学会が大きく変わってきました。患者と一緒になってがん医療を変えていこうと、日本の医学系の学会では唯一、患者にも開放された学会がこの秋に開催されます。それに先立ち、がん患者らが企画、運営に携わる公開講座が開かれました。
これは、がんの体験者やその支援者らが企画から運営までを担当し、「がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会の実現」のために開かれたものです。今回のテーマは、がんの中でも誤解や偏見が多いとされる「男性のがん」と「女性のがん」でした。
「11年前の7月14日に子宮頸がんの手術を受けました。7月の熱い日差し、蒸し暑い風などを感じると、手術した時の不安・孤独などがよみがえる」(子宮頸がん体験者・松本陽子さん)
「(当時)32歳で働き盛り、若いのでがんになるとは思わなかった。(周りからは)性病のように(このがんを)誤解される。余計に(病院に)行きづらかった。これが一番つらかった」(精巣腫瘍体験者・改發厚さん)
原文来源: 『日语阅读』社会:患者も参加、大きく変わる日本癌治療学会
参加したがんの体験者(=サバイバー)は、各自の体験を通して患者が直面する心の問題などを取り上げました。性にかかわるがんだけに夫婦生活をあきらめてしまう患者が少なくありませんが、「決して性生活をあきらめないこと」、そして、「がんになっても普通の生活を取り戻すことが大切である」など、サバイバーならではの発言が相次ぎました。この公開市民講座は合わせて3回行われる予定です。
「今回(1回目の講演に)来ていただいたが、セカンドセッション、ファイナルセッションにも来ていただき、私たち(医療者)と一緒にがんの勉強を進めていきましょう」(日本癌治療学会・三木恒治会長)
日本癌治療学会では、秋に行われる学術集会に参加するがん患者らへの助成制度をはじめ、患者らのコミュニケーションの場となるサロンを設けるなど、患者らとの積極的なコラボレーションを図りたいとしています。(18日04:55)
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